ローマの遺跡 と バイユータペストリー





今から2000年以上も前に、ローマ人はこのブリテン島にやってきました。

そして、数々の洗練されたローマの文化を築きました。

そして、それはアングロ・サクソン人がこの島に入ってくるまで続きました。

ローマ人は、イングランド全土に、約80あまりの都市を築き

全長1万キロメートルを越える道路で結びました。

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ロンドンのあのクマのパディントンでも有名な パディントン駅から

列車で30分ほどの地方都市、レディングの郊外のシルチェスターには

今でもローマ人の城壁跡と円形競技場跡が残っています。


この円形競技場紀元50年から75年くらいに作られたそうです。

この用途はまだはっきりとは解っていないそうですが動物の虐待や

処刑場闘技場として使われたようです。

左右にあるくぼみには、メネシスという運命の神が祭られて

逃げ場としても使われていたそうです。

城壁で囲まれた中には、街があり、住居には浴室のあるものも

あったそうです。

この遺跡から出土した、ローマ人の遺産が、レディングの博物館に

展示されているのです。

そして、この博物館には、 バイヨータペストリーと呼ばれる全長50メートル

ほどの亜麻に収集されたタペストリーが展示されています。

このタペストリー、1077年に作られたノルマンディー公ウィリアムの

イングランド征服のストーリーでフランスのバイユーに本物(全長70メートル)

があります。


イングランド版は今から100年前、イギリスの35人の婦人によって

刺繍されました。

中には、モン・サン・ミッシェルや当時のウエストミンスター寺院の刺繍も

見られます。

1066年、今まで見たこともない彗星がヨーロッパの上空に現れました。


このハーレー彗星を見た人々は、この国になにか起こるのでは

ないかと予感します。

その予感どうり、この年にヘイスティングの戦いで勝った

ウィリアム征服王はウィストミンスター寺院で、ウィリアム一世として即位し

現在も続くイギリス王室はハーレー彗星の表れとともに

始まったのでした。


タペストリーの中に見る、ハレー彗星と、それを見上げる人々の姿が

印象深かったMrs.Yなのでした。
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by mrsylondon2005 | 2006-12-10 06:22