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フリーメイソンは秘密結社か?



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 白く聳え立つ不等辺五角形の白亜の殿堂こそ、あの秘密結社で

名高いフリーメイソンの本部建物です。


 観光客で賑わう、コベント ガーデンから歩いて5分ほどの場所ですが

なぜか、人を寄せ付けない建物という印象を受けるのは私だけなのでしょうか?

フリーメイソンと言えば、謎に満ちた秘密結社、或いは変わったコスチュームで

これまた秘密の儀式を行う団体のようなイメージが先考してしまいますが

同じ信条で結ばれた現存最古の団体かもしれません。

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Mrs.Y は 今回フリーメイソンの本部に潜入して、その正体に迫ろうと思います。

 
フリーメイソンの起源は、中世イギリスの石工の職人ギルドとされますが
     
中世の時代、教会を建てる職人はもっとも信頼の置ける人々

であるとされたようです。

 そして1717年にジョージ2世の皇太子フレデリックがメンバーになってからは

イギリス王室と密接な関係を築き、近代フリーメイソンが始まったそうです。

ロンドンにグランド・ロッジなる集会所ができたのもこの年で

さらに各地に各国に広がってゆました。


この頃から、職人組合と言うよりは、紳士結社さらには、エリート集団と言う

意味合いが強くなってゆくのですが、この建物の中には

シンボルめいた物が沢山あります。


 ダ・ビンチ・コードで見たような上向きと下向きの三角形で作られた星は

ダビデの星或いはソロモンの封印とされ、建物内部のいたる所に見られます。



1400席はあるという大神殿 グランド テンプル は最も神聖な場所です。

天井にはメイソンと宇宙のつながりを示す、太陽や月星が

 鮮やかな青い色の中に金色で描かれています。


この天体を囲む東西南北の壁面には、東にソロモン王とヒラム王

西には、数学者ピタゴラスとユークリッド、南には白馬に乗った太陽神ヘリオス

そして、北にはすべてを見通す神の目が全てモザイクで描かれていました。

   
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フリーメイソンで、もっともシンボリックな物は、建築用具の直角定規と

コンパスで この二つは、道徳と真理を表しているそうです。

  
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では、入会資格はと言うと、神の存在を信じる人望厚い全ての男性に開かれ

ているそうですが、イギリスでは、女性には門戸は開かれていないようです。

  
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待合室に飾られた、ジョージ・ワシントンを筆頭に、チャーチル、コナン・ドイル、

 モーツアルト、ゲーテ、日本人では吉田茂と凄い面々が名を連ねています。

 この団体、メンバー同士は、お互いに握手の仕方やハグの仕方で解るそうですが・・・。

  Mrs.Yには、結局 解ったような解らないような・・・・。

     
写真でお見せしたかったのですが、ココでは写真撮影禁止で涙のMrs.Y なのでした 
  

   
   

 
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by mrsylondon2005 | 2006-12-16 06:15

ローマの遺跡 と バイユータペストリー





今から2000年以上も前に、ローマ人はこのブリテン島にやってきました。

そして、数々の洗練されたローマの文化を築きました。

そして、それはアングロ・サクソン人がこの島に入ってくるまで続きました。

ローマ人は、イングランド全土に、約80あまりの都市を築き

全長1万キロメートルを越える道路で結びました。

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ロンドンのあのクマのパディントンでも有名な パディントン駅から

列車で30分ほどの地方都市、レディングの郊外のシルチェスターには

今でもローマ人の城壁跡と円形競技場跡が残っています。


この円形競技場紀元50年から75年くらいに作られたそうです。

この用途はまだはっきりとは解っていないそうですが動物の虐待や

処刑場闘技場として使われたようです。

左右にあるくぼみには、メネシスという運命の神が祭られて

逃げ場としても使われていたそうです。

城壁で囲まれた中には、街があり、住居には浴室のあるものも

あったそうです。

この遺跡から出土した、ローマ人の遺産が、レディングの博物館に

展示されているのです。

そして、この博物館には、 バイヨータペストリーと呼ばれる全長50メートル

ほどの亜麻に収集されたタペストリーが展示されています。

このタペストリー、1077年に作られたノルマンディー公ウィリアムの

イングランド征服のストーリーでフランスのバイユーに本物(全長70メートル)

があります。


イングランド版は今から100年前、イギリスの35人の婦人によって

刺繍されました。

中には、モン・サン・ミッシェルや当時のウエストミンスター寺院の刺繍も

見られます。

1066年、今まで見たこともない彗星がヨーロッパの上空に現れました。


このハーレー彗星を見た人々は、この国になにか起こるのでは

ないかと予感します。

その予感どうり、この年にヘイスティングの戦いで勝った

ウィリアム征服王はウィストミンスター寺院で、ウィリアム一世として即位し

現在も続くイギリス王室はハーレー彗星の表れとともに

始まったのでした。


タペストリーの中に見る、ハレー彗星と、それを見上げる人々の姿が

印象深かったMrs.Yなのでした。
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by mrsylondon2005 | 2006-12-10 06:22

ラトレル詩篇書 昔の本

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ジェフリー・チョーサーの書いたカンタベリー物語は、イギリスで英語で書かれた

初めての小説でした。

それ以前は、ラテン語で書かれるのが常でした。

13世紀の豪族のラトレルが作らせた「ラトレル詩篇書」もラテン語と面白い絵で

中世の庶民的な歴史や習慣を描がいた美しいものです。

詩篇とは旧約聖書の中にある、賛美歌や嘆きの歌や、王に関する歌などで

ハレルヤなども詩篇の中にでてくるものです。


まだ、印刷技術がなく、紙を高価なこの時代には、

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羊の皮や子牛の皮にダチョウの羽で作ったペンで

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樫の木から取れるインクで一文字づつ書いていたのでした。

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このようにして書かれた、詩篇は今見ても楽しいものが探せます。

大英図書館では、エキシビションで、この「ラトレル詩篇書」を原本から

カラーコピーした物を展示して、手にとって見る事ができるようにしています。

本来の原本は、暗い展示場の硝子ケースの中で、1ページだけが展示されて

いますが、このコピー本は自由にページをめくって眺める事ができました。

このコピー本、290ポンドで販売されています。


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この本の依頼者、ラトレルは中央に座ってウサギの耳のような帽子

をかぶっています。

これはこの時代のお洒落だそうで、テーブルの上にはまだフォークがなく

ナイフで食事をしていました。

今見ても可愛いと思う絵が、あるでしょう
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by mrsylondon2005 | 2006-12-05 04:27 | 歴史

大聖堂のある街  ハリー・ポッターの魔法学校

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加代子さんとキングス・クロス駅の9と3/4のプラットホームで

お別れしてから、ボグワーツ魔法学校に向かいました。

グロスター大聖堂は、11世紀に建てられた教会で、ボグワーツ魔法学校の

廊下として使われた回廊は14世紀から残るイギリス最古で

もっとも美しいと言われている回廊です。

14世紀から、この回廊の北側には、中庭に面して手洗い場が作られていて、

絶えず水が流れていたそうです。

反対側には、タオルを置く棚のようなくぼみもあります。

当時はまだフォークは使われていなくて手づかみで食事をしていたので

修道僧たちは、食事の前に手を洗わなければなりませんでした。

このように14世紀において、手洗いで絶えず水が流れていたのは

とても贅沢な事だったそうです。

この頃の、修道院では、主たる食事は一日一回で、食事の間には

聖句が朗読されていた為、食事をする者は、一切声を出す事が禁じられて

いた為に、手話のようなものが考案されていたそうです。

誰一人いない回廊にたたずんでいると、ふっとハリーが現れるような気がした

Mrs.Yなのでした。



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by mrsylondon2005 | 2006-12-02 07:04

ロンドンの四季を通して、心豊かな日常を綴ります


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